2026年10月26日月曜日

ヤマアサキジラミ Mesohomotoma camphorae Kuwayama, 1908

ヤマアサキジラミ Mesohomotoma camphorae Kuwayama, 1908
ヤマアサキジラミ Mesohomotoma camphorae Kuwayama, 1908
2026年3月20日採集 沖縄県国頭郡国頭村

南西諸島に分布するサキシマフヨウ Hibiscus makinoi 等を寄主とするキジラミ。本属には分類学的な課題が残されており、本種を含めた複数種がハイビスカスキジラミ M. hibisci (Froggatt, 1901) のシノニムである可能性が指摘されている。派手さを感じる見た目では無いものの、どこか南国的な情緒を感じる。触角の斑模様が洒落ており、良い。

ハイノキヒゲブトトガリキジラミ Stenopsylla occipitalis Yu, 1956


ハイノキヒゲブトトガリキジラミ Stenopsylla occipitalis Yu, 1956
2026年5月7日採集 沖縄県八重山郡竹富町

ヤエヤマクロバイ Symplocos caudata 等を寄主とするキジラミ。幼虫は寄主の葉縁を巻いた形状の虫こぶを形成する。琉球列島から台湾にかけて、及び本州(三重県)で分布が確認されている。間の地域での分布が気になるところ。同属のヒゲブトトガリキジラミ S. nigricornis Kuwayama, 1910 と比べてやや「シュッとしている」感がある。スタイリッシュでカッコいい。

2026年10月25日日曜日

ホソバムクイヌビワキジラミ Pauropsylla triozoptera Crawford, 1913

ホソバムクイヌビワキジラミ Pauropsylla triozoptera Crawford, 1913
ホソバムクイヌビワキジラミ Pauropsylla triozoptera Crawford, 1913
2024年7月14日採集 沖縄県石垣市崎枝

琉球列島に分布するホソバムクイヌビワ Ficus ampelas を寄主とするキジラミ。幼虫は寄主の葉に角状の虫こぶを形成し、遠目でもよく目立つ。琉球列島へ行くと比較的どこでも目にすることが出来、南国へ来たことを実感させてくれる。マルバネトガリキジラミ属Pauropsyllaの名の通り、翅が丸っこくて特徴的な見た目をしている。かわいい。

ヒゲブトキジラミ Homotoma radiata Kuwayama, 1908

ヒゲブトキジラミ Homotoma radiata Kuwayama, 1908
ヒゲブトキジラミ Homotoma radiata Kuwayama, 1908
2026年3月18日採集 沖縄県うるま市

アコウ Ficus superba var. japonica を寄主とする南方系のキジラミ。その名の通り触角は太く、剛毛が密生する。前翅には翅脈に沿った黒い帯が走っており、とてもカッコいい。この模様には何らかの適応的な意義があるのだろうか。

2026年10月24日土曜日

アマクサキジラミ Cacopsylla amakusensis (Kuwayama, 1939)

アマクサキジラミ Cacopsylla amakusensis (Kuwayama, 1939)
アマクサキジラミ Cacopsylla amakusensis (Kuwayama, 1939)
2026年3月21日採集 沖縄県名護市

モッコク Ternstroemia gymnanthera を寄主とする大型のキジラミ。長年生態が不明の謎多き種だったが、近年インターネットへの投稿がきっかけでその一端が明らかとなった。和名は熊本県の天草下島で最初に発見されたことに由来する。マスカットグリーンの体色とオレンジの斑紋や翅からはエキゾチックな雰囲気が漂っており、写真を眺めているだけで恍惚とした気分になる。

クスノハガシワトガリキジラミ Trioza neolitseae Miyatake, 1965

クスノハガシワトガリキジラミ Trioza neolitseae Miyatake, 1965
クスノハガシワトガリキジラミ Trioza neolitseae Miyatake, 1965
2026年3月17日採集 沖縄県那覇市

琉球列島に分布するクスノハガシワ Mallotus philippensis を寄主とする大型のキジラミ。幼虫は寄主の芽に目立つ球状の虫こぶを形成する。種小名は当初寄主がイヌガシ Neolitsea aciculata とされていたことによるもの。前翅の斑紋が特徴的。全体的にレトロな雰囲気が漂っており、良い。

アオギリオオキジラミ Carsidara limbata (Enderlein, 1926)

アオギリオオキジラミ Carsidara limbata (Enderlein, 1926)
アオギリオオキジラミ Carsidara limbata (Enderlein, 1926)
2025年6月20日採集 福岡県福岡市中央区

アオギリ Firmiana simplex を寄主とする日本最大級のキジラミ。南方系の分布を示す。幼虫は大量のワックスと甘露を分泌しており、遠目でも発生が分かりやすい。成虫の背面には虎の様な黄色と黒の模様があり、とても美しい。