2025年6月23日月曜日

ケブカトガリキジラミ Trioza pentaspina Matsumoto, 1995


2025年5月28日採集 沖縄県名護市

フトモモ属Syzigiumを寄主とするキジラミ。本個体はアデクより採集された。ケブカの名前の通り頭胸部には剛毛が密生する。体サイズはそこまで大きくなく、どこか可愛らしい印象のある種。

ツゲモドキキジラミ Insnesia drypetes Miyatake, 1965

2025年4月5日採集 沖縄県島尻郡八重瀬町

琉球列島に分布するツゲモドキを寄主とするキジラミ。日本産唯一のInsnesia属の種。触角は頭幅の3倍近い長さとなり、翅脈には剛毛が密生する。何となく普段見慣れているキジラミとは異質な感じがあり、そこがとても魅力的な種。

2025年2月8日土曜日

ヒゲブトトガリキジラミ Stenopsylla nigricornis Kuwayama, 1910


2020年11月 広島市

常緑のクロキを寄主とするトガリキジラミ。特徴的な見た目をしておりとてもかっこいい種である。それなりに大きく標本にしやすいのも嬉しいポイント。

寄主であるクロキは西日本だと低山によく見られる樹種であり、加えて本種は移動分散性が強く成虫越冬である為、あらゆる時期・場所で得ることが出来る。

西日本で「とにかく何でもいいからキジラミが欲しい!」という(稀有な)方は近所の低山で闇雲にスウィーピングなり何なりをしてみることをお勧めする。きっとこの素敵なキジラミとの出会いがあなたを待っていることだろう。

イナズマキジラミ Cacopsylla fulguralis (Kuwayama, 1908)


2021年3月17日 広島市西区

ナワシログミ等の常緑グミ類を寄主とする種。前翅には特徴的な模様がありとてもかっこいい。推せる。

寄主となるナワシログミは低山に行くとよく目に付く植物であり、本種も普通種らしいのだが現時点での出会いはこの一匹のみである。「こいつにもう一度出会いたい」その一心でトゲに網がやられてしまうことに怯えつつナワシログミを掬い叩く日は続く…。

ところで本種の「イナズマ」とは何を指すのだろう。恐らくは翅の模様に由来する名前なのだろうけれど…。キジラミの和名には珍しく比喩的な気がする。そこも本種の推しポイントの一つ。

2025年1月13日月曜日

オビキジラミ Aphalara fasciata Kuwayama, 1908


2024年12月13日 糸島市雷山

タデ類を寄主とするタデキジラミ属の種。同属の近似種がいくつか存在し、前翅の模様で区別する。多分タデキジラミ属だと本種が最普通種なのでは?という感じ。


同上

スウィーピングによりアカマツから複数個体が採集された。因みに次の週にも追加を狙ってうきうきでこの木を掬いに行ったのだが、一匹も得られず撃沈した。キジラミ、分からん。

2025年1月7日火曜日

グミキジラミ Cacopsylla elaeagni (Kuwayama, 1908)


2024年9月11日 竹田市久住町

アキグミを寄主とする淡い色合いの種。この落ち着いた雰囲気に加えて、前翅後縁に見られる斑紋も本種のチャームポイント。西日本では平地には少なく、山地に多いとされる。


同上

寄主であるアキグミ。ルッキングでキジラミを見つけることが出来ると小躍りする。

2025年1月5日日曜日

ヒラズキジラミ Livia jezoensis Matsumura, 1908


2024年12月13日 糸島市雷山

日本産キジラミでは唯一単子葉類を寄主とする変わり種。湿地に生えるイグサ科のコウガイゼキショウで発生する。名前の通り平たい頭をしているのがチャームポイント。

何か若干猫っぽさを感じる顔。かわいい。


同上

スウィーピングによりアカマツから採集された。コウガイゼキショウで羽化した成虫はしばらくすると常緑樹に移動して越夏・越冬を行うようだ。