2025年2月8日土曜日

ヒゲブトトガリキジラミ Stenopsylla nigricornis Kuwayama, 1910


2020年11月 広島市

常緑のクロキを寄主とするトガリキジラミ。特徴的な見た目をしておりとてもかっこいい種である。それなりに大きく標本にしやすいのも嬉しいポイント。

寄主であるクロキは西日本だと低山によく見られる樹種であり、加えて本種は移動分散性が強く成虫越冬である為、あらゆる時期・場所で得ることが出来る。

西日本で「とにかく何でもいいからキジラミが欲しい!」という(稀有な)方は近所の低山で闇雲にスウィーピングなり何なりをしてみることをお勧めする。きっとこの素敵なキジラミとの出会いがあなたを待っていることだろう。

イナズマキジラミ Cacopsylla fulguralis (Kuwayama, 1908)


2021年3月17日 広島市西区

ナワシログミ等の常緑グミ類を寄主とする種。前翅には特徴的な模様がありとてもかっこいい。推せる。

寄主となるナワシログミは低山に行くとよく目に付く植物であり、本種も普通種らしいのだが現時点での出会いはこの一匹のみである。「こいつにもう一度出会いたい」その一心でトゲに網がやられてしまうことに怯えつつナワシログミを掬い叩く日は続く…。

ところで本種の「イナズマ」とは何を指すのだろう。恐らくは翅の模様に由来する名前なのだろうけれど…。キジラミの和名には珍しく比喩的な気がする。そこも本種の推しポイントの一つ。